機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) episode 4「重力の井戸の底で」の内容と感想(ネタバレあり) - インターネットで快適生活


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機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) episode 4「重力の井戸の底で」の内容と感想(ネタバレあり)

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)のepisode 4が、2011年11月12日に公開。


早いもので、ガンダムUCも既にepisode 4。
2010年2月20日のepisode 1公開から、もうすぐ2年。

あの日、新宿ピカデリーで、舞台挨拶とともに見たepisode 1の迫力と感動は、今もしっかりと記憶に残っています。


本ブログでは感想とネタバレを書いていますが、原作の小説は読んでいないので、見たままの感想を書いています。



今回の話は、ついにというか、やはりというか、宇宙世紀シリーズならではの、宇宙戦から地上戦へ。

そして、episode 4のメインテーマといえると感じたのが、
「血の呪縛」。


バナージ・リンクスは、財団・ビスト家。
オードリー・バーン(ミネバ・ラオ・ザビ)は、ジオン公国・ザビ家。
リディ・マーセナスは、首相・マーセナス家。
忘れてはならないフル・フロンタルは、ジオンの遺児。

そして、今回の戦いで悲劇的な最期を遂げるロニ・ガーベイも、元ジオン軍人の資産家・マハディ・ガーベイの娘。


ロニは今回の戦争を「これはわたし自身の戦争」と位置付けますが、最後は血の呪縛に抗うことができず、悲しい結末になってしまいます。
地球の重力という呪縛だけでなく、いつの世も人は「血」という呪縛にも抗えない、という構図を感じました。


こういう部分が、これまでの宇宙世紀シリーズにはない、人間ドラマを強烈に描いている魅力なのかなと思います。


episode 3のパンフレットの声優インタビューで東地宏樹さんも言っていましたが、ガンダムUCは「善と悪」「敵と味方」という明確な構図がほとんど感じられません。

連邦も、財団も、袖付き(ネオ・ジオン)も、守りたいもののため、自身の信じる信念のために戦っている。


episode 2でユニコーンガンダムを捕獲した際、パラオでバナージの世話をし、episode 3のラストシーンで散っていったギルボアも、自分を撃ったバナージに対し、

「バナージ・・・家族を・・・頼む」

と言い残している。

あの場面であんなセリフ、そうそう言えるもんじゃありません。
今でも、あのシーンを見るとこみ上げるものがあります。


今回のエピソードでも、一度は拳を交えたバナージとガランシェールが共に作業する一面や、クルーと自然に会話をするシーンも多くあり、私利私欲のために戦っているのではない、「敵と味方」というのは全く感じられませんでした。


こうしたシーンは、これまでのガンダムシリーズでは、ほとんど見られない光景かと思います。


一般的にも、「敵と味方」の構図は話を作りやすく、また見る者にとっても分かりやすくつかみやすいですが、そうではなくこのように演出しながらも、そのバランスがとても良い。


それに、ガンダムシリーズといえば、ザコキャラとかザコMSといった、主要人物が簡単に撃破していく「名も無き敵」が多いはずですが、主要人物が倒した敵の数は非常に少ない。
特に、バナージの視線はいつも「MSの中には人間が乗っている」という点に向いていて、その意識の強さは、歴代の主人公の中では一番じゃないかと思うほど、強いと思います。

これらの点が、ガンダムUCが
「単なるMSを使った戦争」ではなく、
「戦争はいつも、人と人、血と血の争いである」
ということを強く打ち出しているような気がして、魅力の一つでもあります。


さらに、その人間ドラマを高いレベルへと昇華させる、澤野氏の迫力ある、重厚な音楽。

特に、バナージの精神に音楽のアップダウンも同調している気がして、鳥肌が立ちます。

何で、あんな絶妙な演出ができるんでしょう?
力の入れ方が、とてつもないと思います。


限定ガンプラを「恒例の限定ガンプラ」などとバンデシネに書くビジネス性はどうかと思いますが、作品のエンターテイメント性は非常に高いと思います。



今回のエピソードでは、ついにあの「ブライト・ノア」が登場!
気になる声は、成田剣さんが担当されましたが、やはり故・鈴置さんの後を受けたキャラクターを他にも持つだけに、その声色は絶妙。
ちょうど、現在のブライトの年齢と、成田さんの演技・声が、ぴったり合っていると思いました。

「これからも”新”ブライト・ノアをよろしくお願いします」とパンフレットでも言われているように、今後のブライトは成田さんが演じられていくのだろうと思います。


ブライト・ノアといえば、第二次ネオ・ジオン戦争において、共にロンド・ベルに所属し戦った、アムロ・レイの存在も気になるところです。

今回、ブライトの艦長室に、そのアムロ・レイの写真が飾ってあるシーンがありました。


一応、お約束というか、逆襲のシャアの最後で「アムロとシャアは行方不明」ということになっています。
パンフレットにも、「アムロ・レイが今も、ロンド・ベルに所属している?」と誤解?させるような記述もありましたので、この先のエピソードのどこかで登場してくれたら嬉しいのですが・・・(原作を読んでいないので不明)。


また、ロニ・ガーベイを担当した伊瀬茉莉也さんの演技も、楽しみな点の一つ。
彼女の低い声の演技は、以前から何度も聞いたことがあり、普段の声とは全く違った演技を見せてくれますが、「FAIRY TAIL」のレビィ、「緋弾のアリア」の峰理子など可愛い声の演技が多い中で、どのような、深い・重い演技を見せてくれるのか、とても楽しみでした。

実際に見てみて、
「声をわざと枯らした」
「髪を振り乱すほどの演技をした」
と彼女自身が語るエピソードに納得する、迫真の演技だったと思います。



話が始まってすぐ、意外だったのが、バナージの降下した先が、ガランシェールと同じ、アフリカの砂漠だったということ。

そこから、ガランシェールの面々と再び行動を共にし、今回の中心舞台であるトリントン基地に向かうべく行動する中、その途中で、「血」を中心としたさまざまなエピソードが描かれました。


ミネバとリディ。
バナージとジンネマン。
ロニとヨンム。


不時着で動けなくなったガランシェールとユニコーンを動かすべく、救援要請のため砂漠を4日かけて踏破しようとする途中で、ジンネマンが、バナージに自分の過去を話します。
その中、バナージが人と戦争を思って涙するシーンは、とても重い。


救援到着後、居合わせたロニと言葉を交わすバナージ。


そして舞台は、ユニコーンガンダムのラプラスプログラムが示した次の座標、
「かつてジオンがコロニー落としを実行した悲劇の地・トリントン基地」
での戦いとなり、復讐に燃えるロニは暴走し、シャンブロで虐殺に走る。

ロニを止めるべく、バナージはジンネマンと争って出撃許可を取ろうとします。

その場面。
なぜ、バナージはあの若さで、あんなセリフが、考えが出てくるのか?
ジンネマンが復讐のために戦争をしていることを知りながらも、憎しみの連鎖は何も生まないことはあなたにも分かっているはずだと、さらにはマリーダと接するその人間性を尊敬し、そんな大人になりたいとまで言った、あのセリフには驚きです。
口から出任せを言っているはずもなく、バナージの純粋さ、芯の強さを再認識しました。


激しい格闘の末、出撃許可を強引に取りつけたバナージは、ロニを説得にかかります。

「これは、もうわたしの戦争なんだ・・・!!」

説得に応じないロニに対し、バナージはついにハッチを開けてまで説得しようとする。

しかし、あと一歩のところで、ロニの父親代わりであるヨンム・カークスが戦死。
その最期も、壮絶。
残弾一発のライフルを自らの機体に当てて、核融合炉を破壊し、敵を道連れにしようとする。
ジオンの執念というものは、かくも凄いものだと再確認。


暴走が止まらなくなったロニは、

「ジーク・ジオン・・・ジーク・ジオン・・・」

と自分に言い聞かせるように繰り返しながら、暴走。

バナージは、NT−Dを発動させてロニを止めにかかるものの、結局どうにもできず、合流したリディの提案で、一点突破によるシャンブロ破壊を決行。


「血には抗えない・・・」とリディが呟く中、躊躇しながらも残弾一発のライフルをバナージが撃とうとした瞬間、ヨンムの思念がロニを包み込み、暴走は止まる。

敵を道連れにまでしようとしたヨンムでしたが、

「お前は、俺たちのようには、なるな・・・」

という、ロニを説得した最期の言葉が、
「憎しみの連鎖は何も生まない」ということを、皆理解していながらも、結局は抗えないんだという悲しさを感じさせました。


ロニ「バナージ・・・悲しいね・・・」

正気を取り戻したロニが涙を流しながらも、笑顔でそうささやいた瞬間、バナージは
「打てません!!」
と叫び、手を止めるものの・・・

直後、リディがシャンブロを打ち抜く。


ああ、やっぱりそうなってしまうのか・・・
そう思わずにはいられない瞬間でした。



宇宙世紀シリーズだけではないですが、特に宇宙世紀シリーズは、主要人物が多く散る気がします。

ファーストガンダムの一年戦争もそうですし、
グリプス戦役のZガンダムに至っては「命散って・・・」で非常に多くの主要人物が散ります。(あれはやりすぎだろうと思うほど)
その問題視を受けて製作されたはずの、第一次ネオ・ジオン戦争であるガンダムZZでも、最後は多くの人物が散る。
そして、第二次ネオ・ジオン戦争・逆襲のシャアでも。


ガンダムUCも、例外ではなく。
最初に、カーディアス・ビスト。
そして、ダグザ、ギルボア。
episode 4では、ロニ、ヨンム。

次のepisode 5では、一体何人の命が散るのか。


最近のガンダムシリーズ(宇宙世紀シリーズではない)は、主要人物が完全に消えることは少ない。
後で味方として登場したり(アンドリュー・バルトフェルド)、仮面かぶって続編で復活したり(ムウ・ラ・フラガ)、続編で双子の弟(声優も同じ)が登場したり(ロックオン)・・・。

しかし、宇宙世紀シリーズでは、多くの命が消える。
特に、「強化人間は散る運命にある」かと。

ララァ・スンに始まり、
フォウ・ムラサメ、ロザミア・バダム、エルピー・プル、プル・ツー、キャラ・スーン。

「プル・トゥエルブ」であるマリーダ・クルスも、そうなるのか?(原作読めば・・・)

今回のepisode 4の1シーンで、ビスト財団当主代行「マーサ・ビスト・カーバイン」の前に連行されたマリーダの前に、

「前時代の遺物」とでもいうべき、

ネオ・ジオン戦争で使われたあの「キュベレイ」の残骸が、マリーダの前に引っ張り出されてきたくらいなので。


マリーダまでもが、ただ戦うためだけの兵器として、(財団の手によって)暴走してしまうような気がします。

過去の歴史から考えた、単なる個人の推測なので、全然違うかも知れませんが・・・。



はっきりと見えるレベルの、散る命が多いから、命の尊さ、戦争の愚かさが、より強く伝わるのかも知れません。


(しかし、マーサって、うってつけな悪者の顔してますね・・・。
マリーダの力を悪用するのは間違いないかと)



そして、episode 4の最後に出現したのが・・・
「黒いユニコーンガンダム」


・・・えぇ!?
黒いユニコーン?
・・・サイコガンダム?


黒いユニコーンは一体、どこが開発したのか?
一体、誰が搭乗しているのか??
まさか、サイコガンダムみたいに遠隔操作?
何で、いきなり空から落ちてくる?
いきなり角割れ状態だけど、あれはNT−D?それとも別の何か・・・箱に関係する何かが搭載されている?
ラプラスの箱との関係は・・・?


一瞬、わけが分からなくなりました。


まぁ、原作を読んでいれば分かることですが、
この謎は、2012年5月公開のepisode 5で明らかになります。

まだ半年も先です。
今からとても楽しみです。


限定ガンプラでは、何が発売されるのか?
黒いユニコーンだとすれば、また凄い売れ行きになりそうです。
シャンブロでも面白いですが、パーツが多いので高くなりそう。


episode 5では、多分ラストか途中で再び宇宙にあがると思いますが、
頭の中は、黒いユニコーンガンダムと、今までにない演出の素晴らしさで一杯です。

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